ST臨床ポケット手帳

ST臨床ポケット手帳
編集
:鈴木瑞恵 永見慎輔
著者
:廣林正則 新井慎 川邊圭太 横関彩佳
  鈴木瑞恵  永見慎輔  
ページ数
:320頁
判型
:B6変形判 2色
ISBN
:978-4-908933-56-1
定価
:3,410円(本体3,100円+税)
発行年
:2026年6月


(送料無料)
    

内容

 みんなが待った『臨床手順』の便利なポケット本が完成

 医療に言語聴覚療法が正式にされてから約26年。様々な疾患に対する言語聴覚療法の手順を簡明にまとめた書籍は皆無である。そのため若手STは「何を,どの順番で行えばよいのか」と悩むことが非常に多い。これは,同じ疾患でも患者ごとに違いが大きく,臨床手順を一元化するのが難しいことに加え,養成校でも活用場面に応じた評価・アプローチを学ぶ機会が少ないためである。
 本書はこの課題を打破し,「誰もが一定水準の言語聴覚療法を提供できる」ことを目指して構築された究極の一冊である。そこには疾患別の評価・アプローチを順序立てて整理し,さらにカルテ記載や他職種との情報共有といった日常業務の流れも解説。臨床の“モヤモヤ”が明確になり,自信をもって結果を出せる,まさにパーフェクトな虎の巻である。

【本書の5大特徴】
①ポケットに入るサイズの臨床手順ガイドブック
②誰でも評価および治療を効率的に,また安全に実施が可能
③リハビリ時における要点と配慮すべき注意事項を平易に説明
④疾患特異性で必要な知識を具体的に提示
⑤臨床実習でも活用可能な技術を網羅

目次

   第Ⅰ部 言語聴覚療法の臨床手順
  •  第1章 言語聴覚療法前の情報収集
    • 1.カルテと看護記録から収集する情報
    • 2.他職種から収集する情報
    • 3.安静度・自立度・荷重指示の確認
    • 4.患者の予定確認と言語聴覚療法の時間調整
  •  第2章 言語聴覚療法前の準備
    • 1.患者への挨拶と本人確認
    • 2.言語聴覚療法の説明と患者の同意
    • 3.ベッドサイドの環境調整
    • 4.大切な基礎知識①─ドレーン・カテーテル・チューブ
    • 5.大切な基礎知識②─感染対策
  •  第3章 離床前のバイタルサイン測定と対応
    • 1.血圧の測定
    • 2.脈拍の測定
    • 3.経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)の測定
    • 4.呼吸回数の測定
    • 5.言語聴覚療法開始前の中止基準と実施可否の判断
  •  第4章 離床(言語聴覚療法)の実際
    • 1.ベッドアップの方法
    • 2.端座位の方法
    • 3.移乗の方法
    • 4.歩行の方法
    • 5.言語聴覚療法中の中止基準
    • 6.言語聴覚療法中におけるリスク管理と対応
  •  第5章 言語聴覚療法後の身体と環境調整
    • 1.ベッド上のポジショニング①─ 30°側臥位
    • 2.ベッド上のポジショニング②─ファーラー位
    • 3.車いす座位のポジショニング
    • 4.言語聴覚療法後の環境設定
  •  第6章 言語聴覚療法後の業務
    • 1.看護師への報告
    • 2.医師への報告
    • 3.リハビリスタッフへの報告
    • 4.カルテの書き方
  •  第7章 その他の業務
    • 1.定期的なカンファレンス
    • 2.退院前のカンファレンス
    • 3.在宅復帰に向けた確認事項と解決方法
    • 4.介護保険制度で利用できるサービス(福祉用具貸与・住宅改修)
  •  第8章 コミュニケーションのTips
    • 1.患者とのコミュニケーションのコツ
    • 2.円滑な信頼関係の構築方法
    • 3.患者家族への対応
    • 4.患者と家族からよく聞かれる質問と回答例
   第Ⅱ部 基本的な言語聴覚療法~障害別の評価・アプローチ
  •  第1章 スクリーニング 
    • 1.スクリーニングによる障害の特定
    • 2.意識障害・見当識障害(全体像)のスクリーニング
    • 3.コミュニケーション障害のスクリーニング
  •  第2章 摂食嚥下障害
    • A.症状の特徴・注意点
    •  1.摂食嚥下障害の特徴
    •  2.摂食嚥下障害の注意点
    • B.症状の評価
    •   1.摂食嚥下障害の評価と分類方法
    •   2.改訂水飲みテスト(MWST)
    •   3.嚥下造影検査(VF)と嚥下内視鏡検査(VE)
    •   4.食形態の評価・選定
    •   5.食事場面の評価
    • C.症状別リハビリテーション
    •   1.口腔ケア
    •   2.間接訓練
    •   3.直接訓練
  •  第3章 注意障害 
    • A.症状の特徴・注意点
    •  1.持続性注意
    •  2.選択性注意
    •  3.転換性注意
    •  4.分配性注意
    • B.症状の評価
    •   1.症状の評価と分類方法
    •   2.行動観察評価─注意障害の行動評価尺度(BAAD)
    •   3.机上検査①─Trail Making Test 日本版(TMT-J)
    •   4.机上検査②─標準注意検査法(CAT)
    • C.症状別リハビリテーション
    •   1.注意の基礎アプローチ
    •   2.転換性注意のアプローチ
    •   3.持続性注意のアプローチ
    •   4.選択性注意のアプローチ
    •   5.分配性注意のアプローチ
  •  第4章 記憶障害 
    • A.症状の特徴・注意点
    •  1.記憶の分類
    •  2.前向性健忘の特徴・注意点
    • B.症状の評価
    •   1.症状の評価と分類方法
    •   2.標準言語性対連合学習検査(S-PA)
    •   3.Rey 複雑図形検査(ROCFT)
    •   4.日本版リバーミード行動記憶検査(RBMT)
    •   5.ウェクスラー記憶検査(WMS-R)
    • C.症状別リハビリテーション
    •   1.記憶の基礎アプローチ
    •   2.記憶のアプローチ
  •  第5章 失語症 
    • A.症状の特徴・注意点
    •  1.言語理解面
    •  2.言語表出面
    • B.症状の評価
    •   1.症状の評価と分類方法
    •   2.標準失語症検査(SLTA)
    • C.症状別リハビリテーション
    •   1.言語理解面に対するアプローチ①─単語レベルの理解訓練A
    •   2.言語理解面に対するアプローチ②─単語レベルの理解訓練B
    •   3.言語理解面に対するアプローチ③─単語レベルの理解訓練C
    •   4.言語理解面に対するアプローチ④─短文レベルの理解訓練A
    •   5.言語理解面に対するアプローチ⑤─短文レベルの理解訓練B
    •   6.言語表出面に対するアプローチ①─単語レベルの表出訓練A
    •   7.言語表出面に対するアプローチ②─単語レベルの表出訓練B
    •   8.言語表出面に対するアプローチ③─単語レベルの表出訓練C
    •   9.言語表出面に対するアプローチ④─短文レベルの表出訓練A
    •  10.言語表出面に対するアプローチ⑤─短文レベルの表出訓練B
  •  第6章 構音障害 
    • A.症状の特徴・注意点
    •  1.構音障害の分類
    •  2.弛緩性構音障害の特徴・注意点
    •  3.運動低下性構音障害の特徴・注意点
    • B.症状の評価
    •   1.運動障害性構音障害の評価と分類方法
    •   2.標準ディサースリア検査(AMSD)
    •   3.標準失語症検査補助テスト(SLTA-ST)
    • C.症状別リハビリテーション
    •   1.呼吸・発声のアプローチ
    •   2.共鳴のアプローチ
    •   3.構音のアプローチ
    •   4.速度調整のアプローチ

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