エキスパート理学療法3 PDCA理論で学ぶ内部障害理学療法―心血管疾患・内分泌代謝疾患・腎疾患編
- シリーズ監修
- :福井 勉 山田英司 森沢知之 野村卓生
- 責任編集
- :森沢知之 野村卓生
- ページ数
- :244頁
- 判型
- :B5判 2色
- ISBN
- :978-4-908933-19-6
- 定価
- :4,620円(本体4,200円+税)
- 発行年
- :2019年1月
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内容
待望の第3弾、臨床を変える知力・実践力を身につけろ!!
これまで内部障害の理学療法に関する書籍の多くは、各疾患の病態やエビデンス、診療ガイドラインを中心にまとめられているものが多く、これらは理学療法を実施する上でも重要な指針には間違いない。しかし、疾病の重症化や重複障害を有する患者が増加する現在において、ガイドラインでは対応できない患者も多く存在する。では、エキスパートといわれる臨床家は、どのように考え、治療プログラムを組み立てるのか、覗き見たいものである。
本書では、エキスパートの頭のなかを鮮明に写し出し、誰もが知りたかった、標準的な患者から重症患者を診る上での具体的なポイントや効果的なアプローチの極意を時系列的に示した、今までの書籍とは一線を画す構成である。特に初期評価後、エキスパートは自ずと理学療法の計画(Plan)・アプローチ(Do)・再評価(Check)・最終調整(Action)といた理論で臨床を組み立て完成させていくことがわかる。その門外不出のノウハウを明かした、成功への架け橋となる垂涎の一冊である。
目次
第Ⅰ章 内部障害専門の理学療法を考える
- 1.心血管疾患・内分泌代謝疾患・腎疾患の現状 野村卓生
- 2.クリニカルリーズニングとPDCAサイクル 森沢知之
第Ⅱ章 PDCA理論で学ぶ心血管疾患理学療法
- 1.運動療法・リハビリテーションのエビデンス 森沢知之
- 【よく遭遇するスタンダード症例の攻略】
- 1.急性心筋梗塞後の理学療法 松木良介・大浦啓輔
- 2.心臓外科手術前後の理学療法 澁川武志・平岩康之
- 【よく迷い苦しむ難渋症例の攻略】
- 1.慢性腎臓病を合併した心不全症例 堀健太郎・齊藤正和
- 2.有意狭窄のある冠動脈疾患症例 舟見敬成
- 3.フレイルを有する心疾患症例 濱崎伸明・神谷健太郎
- 4.呼吸困難感の強い心疾患症例 田屋雅信
- 5.心疾患をかかえる在宅理学療法の症例 竹村 仁
第Ⅲ章 PDCA理論で学ぶ内分泌代謝疾患・腎疾患理学療法
- 1.身体活動・運動のエビデンス 野村卓生
- 【よく遭遇するスタンダード症例の攻略】
- 1.2型糖尿病の教育入院における理学療法 溝口 桂
- 2.肥満症に対する理学療法 森本信三
- 【よく迷い苦しむ難渋症例の攻略】
- 1.血糖変動の著しい1型糖尿病症例 浅田史成
- 2.糖尿病足病変リスクの高い脳卒中片麻痺症例 河辺信秀
- 3.運動行動が定着しないプラダー・ウィリー症候群症例 永嶋道浩
- 4.下肢救済後,歩行再獲得を目指した末梢動脈疾患症例 林 久恵・伊藤沙夜香
- 5.安全限界のみえない慢性腎臓病症例 平木幸治