言語聴覚士のアルバム~原点と未来を見つめて
- 編集
- :東京都言語聴覚士会
- ページ数
- :180頁
- 判型
- :A5判 1色
- ISBN
- :978-4-908933-32-5
- 定価
- :2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年
- :2021年6月
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内容
1971年に旧国立聴力言語障害センターに附属聴能言語専門職員養成所がつくられ、わが国では初めて聴能言語専門職員の養成が始まりました。その後、1997年に言語聴覚士法が制定され、資格制度が発足して今年で23年となります。言語聴覚士が国家資格になる以前から、多くの諸先輩方がそれぞれの領域で試行錯誤しながら切り拓いてくれた道が、現在の臨床や研究につながっています。
2014年の第15回日本言語聴覚学会で、柴田貞雄先生に「言語聴覚領域創成期」をテーマにご講演いただき、多くの方からのご好評により、創成期の記録を残しておく必要性を感じておりました。2019年度より東京都言語聴覚士会では委員会を立ち上げて、日本における言語聴覚領域創成期の記録を書籍として残す準備をして参りました。書籍のタイトルは「言語聴覚士のアルバム」。全国の言語聴覚士の皆さんに、この書籍を手にして頂きたく、また私たちのルーツに触れ、私たちが言語聴覚士として守って行くべきもの、切り拓いて行くべきことを感じていただきたいと思っております。
目次
第1章 言語聴覚士の誕生 柴田貞雄
第2章 失語症 藤田郁代
第3章 高次脳機能障害~認知症を含む 綿森淑子・鈴木 勉
第4章 言語発達障害 小寺富子・倉井成子
第5章 聴覚障害~小児難聴臨床 廣田栄子
第6章 吃音 小澤惠美
第7章 音声障害 小林範子
第8章 構音障害 熊倉勇美
第9章 脳性麻痺 高見葉津
第10章 摂食嚥下障害 清水充子
第11章 言語聴覚領域の展望と課題 深浦順一
【特別寄稿】 言語障害臨床学術研究会(言臨研究)と福迫陽子先生のこと 綿森淑子・鈴木 勉