PT臨床ポケット手帳

編集
:田中友也 小山真吾 田中進吾
著者
:小川秀幸 林 洋暁 高橋 遼 田澤智央
  小岩雄大 田中進吾 小山真吾 田中友也
ページ数
:360頁
判型
:B6変形判 2色
ISBN
:978-4-908933-48-6
定価
:3,410円(本体3,100円+税)
発行年
:2024年6月



(送料無料)


内容

 みんなが待ち焦がれた『臨床手順』を記す究極のポケット本が完成!!

 日本の医療に理学療法が導入されて約60年が経つが,いまだ「様々な疾患に対する理学療法アプローチ」を順序立てて解説するものは皆無である。そのため,若手PTは何をしてよいか、いつも悩まされている。この理由は,「同じ疾患であっても患者ごとに多様性があり,理学療法の臨床手順を一元化することが難しい」という所以からきている。また,養成校でも専門的な知識を系統的に学ぶことがないため,どの場面で活用するか教わることは少ない。
 本書は,現状を打破し「誰もが一定水準の理学療法を提供可能にする」を目指した。そのため各疾患に対する評価とアプローチは,臨床場面で最適なもの選択できるよう順番づけで掲載。また,カルテの見方・書き方や他職種との情報交換などの通常業務についても,どの順序で行うかを一連の流れで解説。モヤモヤした臨床が明確となり,自ずと良い結果も出せるパーフェクトな一冊である。

【本書の5大特徴】
①ポケットに入るサイズの臨床手順ガイドブック。
②誰でも評価および治療を効率的に,また安全に実施が可能。
③リハビリ時における要点と配慮すべき注意事項を平易に説明。
④疾患特異性で必要な知識を具体的に提示。
⑤臨床実習でも活用可能な技術を網羅。 


目次

第Ⅰ部 理学療法の臨床手順
 第1章 理学療法前の情報収集
  •  1.カルテと看護記録から収集する情報
  •  2.他職種からの収集する情報
  •  3.安静度・自立度・荷重指示の確認
  •  4.患者の予定確認と理学療法の時間調整
 第2章 理学療法前の準備
  •   1.患者への挨拶と本人確認
  •   2.理学療法の説明と患者の同意
  •   3.ベッドサイドの環境調整
  •   4.大切な基礎知識
 第3章 離床前のバイタルサイン測定と対応
  •   1.血圧の測定
  •   2.脈拍の測定
  •   3.経皮的動脈血酸素飽和度の測定
  •   4.呼吸回数の測定
  •   5.理学療法開始前の中止基準と実施可否の判断
 第4章 離床(理学療法)の実際
  •   1.ベッドアップ
  •   2.端座位の練習
  •   3.立位の練習
  •   4.移乗の練習
  •   5.歩行の練習
  •   6.理学療法中の中止基準
  •   7.理学療法中におけるリスク管理と対応
 第5章 理学療法後の身体と環境調整
  •   1.ベッド上のポジショニング①
  •   2.ベッド上のポジショニング②
  •   3.車いす座位のポジショニング
  •   4.理学療法後の環境設定
 第6章 理学療法後の業務
  •   1.看護師への報告
  •   2.医師への報告
  •   3.リハビリスタッフへの報告
  •   4.カルテの書き方
 第7章 その他の業務
  •   1.定期的なカンファレンス
  •   2.退院前のカンファレンス
  •   3.在宅復帰に向けた確認事項と解決方法
  •   4.介護保険制度で利用できるサービス
第Ⅱ部 基本的な理学療法アプローチ
 第1章 関節可動域練習
  •   1.上肢の関節可動域練習
  •   2.下肢の関節可動域練習
  •   3.体幹の関節可動域練習
 第2章 ストレッチング
  •   1.上肢のストレッチング
  •   2.下肢のストレッチング
  •   3.体幹のストレッチング
 第3章 筋力トレーニング
  •   1.下肢・体幹の筋力トレーニング
 第4章 基本・ADL 動作と姿勢保持練習
  •   1.寝返り練習
  •   2.起き上がり練習
  •   3.座位・立位姿勢保持の練習
  •   4.立ち上がり練習
  •   5.バランス練習
  •   6.車いすからベッドへの移乗動作練習
  •   7.トイレ動作練習
  •   8.車いすの駆動練習
  •   9.杖歩行練習
  •   10.階段昇降練習
  •   11.部分荷重練習
  •   12.松葉杖歩行の練習①
  •   13.松葉杖歩行の練習②
 第5章 有酸素運動
  •   1.有酸素運動の選択方法
  •   2.有酸素運動の強度設定
  •   3.有酸素運動の実際
第Ⅲ部 神経障害の理学療法
 第1章 脳卒中
  • A.疾患の特徴・注意点
  •    1.脳梗塞の特徴・注意点
  •    2.脳出血の特徴・注意点
  •    3.クモ膜下出血の特徴・注意点
  • B.症状の評価
  •    1.離床の評価
  •    2.意識障害
  •    3.片麻痺機能検査
  •    4.感覚検査
  •    5.協調機能検査
  •    6.高次脳機能スクリーニング
  •    7.症状の分類
  • C.症状別リハビリテーション
  •    1.意識障害が重度な症状
  •    2.運動麻痺で動作困難な症状①
  •    3.運動麻痺で動作困難な症状②
  •    4.運動麻痺で動作困難な症状③
  •    5.感覚障害で動作困難な症状
  •    6.協調機能障害で動作困難な症状
  •    7.機能障害が極軽微な症状
  •    8.プッシャー現象で動作困難な症状
  •    9.リスク管理に必要な知識
 第2章 パーキンソン病
  • A.疾患の特徴・リスク管理
  •    1.パーキンソン病の特徴
  •    2.パーキンソン病のリスク管理
  • B.症状の評価
  •    1.パーキンソン病の症状検査
  •    2.Hoehn & Yahr重症度分類
  •    3.関節可動域検査・徒手筋力検査
  •    4.バランス検査
  •    5.症状の分類
  • C.症状別リハビリテーション
  •    1.機能障害が軽度
  •    2.機能障害が中等度①
  •    3.機能障害が中等度②
  •    4.機能障害が重度
第Ⅳ部 運動器障害の理学療法
 第1章 上肢・体幹
  •   1.頸椎症性脊髄症
  •   2.腱板損傷
  •   3.脊椎圧迫骨折後
  •   4.腰椎固定術後
  •  第2章 下 肢
  •   1.変形性股関節症
  •   2.大腿骨転子部骨折・大腿骨頸部骨折
  •   3.人工股関節全置換術後
  •   4.変形性膝関節症
  •   5.人工膝関節全置換術後
第Ⅴ部 内部障害の理学療法
 第1章 循環器疾患
  • A.心不全
  •    1.心不全の特徴
  •    2.カルテや看護記録からの情報収集
  •    3.患者の評価①
  •    4.患者の評価②
  •    5.リハビリの実際①
  •    6.リハビリの実際②
  •    7.退院時の生活指導
  • B.虚血性心疾患
  •    1.虚血性心疾患の特徴
  •    2.カルテや看護記録からの情報収集
  •    3.患者の評価①
  •    4.患者の評価②
  •    5.リハビリの実際①
  •    6.リハビリの実際②
  •    7.退院時の生活指導
  • C.リハビリの効果判定
  •    1.身体機能の効果判定
  •    2.日常生活動作の効果判定
  •    3.運動耐容能の効果判定
  • D.リスク管理の知識①
  •    1.注意する診断名と不整脈
  •    2.心臓超音波検査の評価項目
  •    3.心疾患でよく使用される薬剤
  • E.リスク管理の知識②
  •    1.心不全で現れやすい胸部X 線像の異常所見
  •    2.頸静脈怒張の確認方法
  • F.リスク管理の知識③
  •    1.冠動脈の狭窄部位と狭窄率
  •    2.冠動脈再灌流の分類
  •    3.心電図の代表的な誘導と特徴
  •    4.心電図の基本波形と見方
  •    5.心筋梗塞後に現れる波形
  •    6.ST下降の確認方法
  •    7.心室性期外収縮の重症度とリハビリ時の対応
  •    8.急性心筋梗塞の主な合併症
  •    9.急性心筋梗塞発症後における心筋逸脱酵素の変化と離床開始の目安
 第2章 呼吸器疾患
  • A.慢性閉塞性肺疾患
  •    1.慢性閉塞性肺疾患(COPD)の特徴
  •    2.カルテや看護記録からの情報収集
  •    3.患者の評価①
  •    4.患者の評価②
  •    5.リハビリ実施前に知っておくべき注意点
  •    6.リハビリの実際①
  •    7.リハビリの実際②
  • B.リハビリの効果判定
  •    1.呼吸困難感・健康関連QOL の効果判定
  •    2.身体機能の効果判定
  •    3.運動耐容能の効果判定
  • C.リスク管理の知識
  •    1.呼吸機能検査の指標と換気障害の分類
  •    2.COPDの重症度分類
  •    3.COPDに対する薬物療法
  •    4.COPDの栄養評価
  •    5.COPDの併存疾患
【巻末資料】
  •  1.治療に使用される主な薬剤
  •  2.血液検査データの見方

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