上肢運動器疾患の画像リハビリテーション―評価・戦略・アプローチのすべて
- 監修
- :射場浩介
- 編集
- :白戸力弥
- ページ数
- :336頁
- 判型
- :B5判 1色+一部カラー
- ISBN
- :978-4-908933-15-8
- 定価
- :5,280円(本体4,800円+税)
- 発行年
- :2018年9月
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内容
画像に基づいた戦略的アプローチで、質の高い治療が必ず身につく!!
近年、医療機器の進歩および電子カルテの普及により、セラピストが臨床の現場で遅延なく画像に接する機会が格段に増えた。そのため運動器疾患においては,従来は視診および触診から状態変化を把握することが多かったが、現在ではそれに加えて画像を読み取り、多くの情報を取捨選択しリハビリテーション(リスク管理、訓練の負荷量、機能的予後やゴール設定)にどう役立たせるかが、必要不可欠といえる。
本書は、画像診断における必要な知識と読影ポイントについて、セラピストの目線から押さえるべき重要点を豊富な写真と図で易しく解説。また、リハビリテーションを行ううえで確認すべき点や具体的な運動療法は、“アプローチにおけるキーポイント”および“アプローチのプロトコル”と明確に記載しており、必ず理解・習得が可能である。
画像の苦手意識を払拭させ、新しい治療展開を創り出すきっかけが、ここに眠っている。一読すべき必携書であることは、間違いない!!
目次
第Ⅰ章 画像の基礎知識と見方
- 1.X線の基礎知識と画像の見方
- 2.CTの基礎知識と画像の見方
- 3.MRIの基礎知識と画像の見方
- 4.関節造影の基礎知識と画像の見方
- 5.超音波の基礎知識と画像の見方
第Ⅱ章 手術に用いる内固定材の種類とその画像の見方
- 1.概論
- 2.各内固定方法とその画像所見
第Ⅲ章 リハビリテーション・アプローチで確認すべき画像のポイント
- 1.各種画像評価のポイント
- 2.内固定術後の画像評価のポイント
- 3.関節評価のポイント
- 4.骨折治癒の評価ポイント
- 5.その他の注意すべきポイント
第Ⅳ章 画像に基づいた各運動器疾患のアプローチ
【肩関節・上腕】
- 1.肩関節の正常像
- 2.肩関節脱臼
- 3.鎖骨骨折
- 4.上腕骨近位端骨折
- 5.上腕骨骨幹部骨折
- 6.腱板断裂
- 7.人工肩関節
- 8.インピンジメント症候群
- 9.肩関節周囲炎
【肘関節・前腕】
- 1.肘関節の正常像
- 2.上腕骨遠位端骨折
- 3.肘頭骨折
- 4.肘関節脱臼・脱臼骨折
- 5.前腕骨幹部骨折
- 6.Monteggia骨折
- 7.変形性肘関節症
- 8.野球肘
- 9.上腕骨外側上顆炎・内側上顆炎
- 10.人工肘関節
【手関節・手】
- 1.手関節の正常像
- 2.橈骨遠位端骨折
- 3.三角線維軟骨複合体損傷および尺骨突き上げ症候群
- 4.関節リウマチの手関節形成術
- 5.舟状骨骨折
- 6.キーンベック病
- 7.手根不安定症
- 8.母指CM関節症
- 9.中手骨・指節骨骨折
- 10.指の靱帯損傷
- 11.槌指
- 12.手指の人工関節